隅田川花火大会 歩いて見る体験談
場所取り不要の散歩ルート【2024年】
花火大会と言えば、レジャーシートを敷いてみんなでお酒を飲みながらワイワイ、じっくり鑑賞するのが定番ですよね。でも、頭を悩ませるのが穴場スポットを探すこと&場所取り!
有料観覧席を購入できればベストです。しかし、そんな余裕がない、チケットを取るのは面倒だと思う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、従来のスタイルとは異なる「散歩しながら花火を楽しむ方法」を、筆者の実体験をもとにお伝えします。場所取り不要! 必要なのは、楽しむ心と体力のみです。
この記事は2024年隅田川花火大会の体験を基に書かれています。この記事を読むと、主に
・混雑状況と混雑を避けるコツ
・散歩をしながら隅田川花火大会を鑑賞するメリット・デメリット
・各ポイントでの花火の見え方と混雑状況
・所要時間
・何名ぐらいで歩くのがベストか?
などがわかります。
隅田川花火大会は興味あるけれど、相当な混雑になるだろうと考えると行く気になれない…と思っている方に、特に読んで頂けたら幸いです。筆者も実際に行ってみる前はそう思っていました。人混みにのまれ、帰れなくなったらどうしよう…とかなり心配していました。
しかし、予想に反してかなり楽しい時間を散歩オフ会仲間と過ごすことができました!
※2024年の実体験をもとにしています。2025年度も同様になるかはわかりかねます。
あらかじめご承知おきいただいたうえで、少しでも参考になれば幸いです。
1. 隅田川花火大会2025年度の基本情報
隅田川花火大会ってどこで開催されるの?
まずは、隅田川花火大会の開催情報をおさえましょう!
隅田川花火大会は、会場が2つあります(第一、第二会場、写真内の青丸で囲ったところ)。それぞれ、打ち上げ開始時刻が異なります。
※このサイトで使用している会場総合案内図は、昨年いただいたパンフレットから引用しております。

2024年会場総合案内図
打ち上げ開始時刻
第一会場:午後7時〜
第二会場:午後7時30分〜
※打ち上げ終了は両会場とも午後8時30分(予定)
小雨開催
荒天等のため実施できない場合は中止
※荒天等による実施可否判断は、原則として当日の午前8時に行われるそうです。
大会ホームページや、Xの大会アカウントをチェックしましょう。
2. 隅田川花火大会「散歩スタイル」とは?
2−1.隅田川花火大会の花火散歩って、どんな感じ?

隅田川花火大会を散歩しながら鑑賞するのって、
適当に歩きたいところを散歩しながら鑑賞するってこと?

いい質問ね! 会場周辺は相当な混雑になるから、適当には歩けないの。
打ち上げ会場周辺は道路が一方通行になっていて、ルートが定められている
のよ。
後戻りはできないから「途中で引き返せない(笑)、一方通行の散歩スタイル」
と言えるかな…。

そうなんだね。なんか大変そうだなぁ…。隅田川周辺は建物がたくさんあるけど、
そもそも花火は見えるのかな?

大変そうに感じるかもしれないけれど、事前に計画を練っていれば、迷うこと
なくきっと大丈夫!警察官や警備の方々のおかげで、昨年はとてもスムーズに
誘導していただけよ。
花火は、建物の裏に隠れることもあるけれど、会場周辺を歩きながらだから
よく見えるよ。

とは言え、不安になる気持ちわかるよ〜。
そんな時は、このブログを最後まで読んでぜひ参考にしてみてね!
2−2.散歩ルートの種類(2024年度の会場総合案内図を基にした情報)
2024年度の会場総合案内図から、筆者体験ルートを含めて計4つの隅田川花火大会散歩ルートを考えてみました。
筆者体験ルート以外は実際の状況がわからないため、あくまで予想のプラン。そして、2025年も一方通行ルートが2024年と同じになるかは現時点で不明。そのため、参考程度にとどめてください。
②蔵前駅から北上ルート(第二会場鑑賞メイン、タイミング合えば第一会場鑑賞コース)
③浅草駅から吾妻橋、本所吾妻橋駅経由、北上ルート(第二会場鑑賞メイン、タイミング合えば第一会場鑑賞コース)
④浅草駅から南下、再度北上ルート(第二会場鑑賞、第一会場鑑賞の両取りをする難関コース)
②、③、④については、実際に体験していないため、会場総合案内図と独自のリサーチをもとにした予想のプランです。③、④は普段でも観光客でごった返している浅草駅周辺を歩くこととなりますので、中心地の混雑を避けたい方にはオススメできないかもしれません。
もし実際に体験された方がいらっしゃいましたら、ご意見・アドバイスなどコメントしていただけますと大変幸いです。
2−3.想定散歩ルートマップ(2024年度の会場総合案内図を基に)
2−2.でご案内した②、③、④について実際にマップを添付してご案内いたします。
②蔵前駅から北上ルート(第二会場鑑賞メイン、タイミング合えば第一会場鑑賞コース)
マップ内に青線を引きましたが、途中赤になっている部分があります。この赤線の部分は実際に通れるかが不明のため、予測ルートとなります。
第二会場のスタートが午後7:30となりますので、そこから歩き始めて終了(午後8:30))前までに第一会場周辺にたどり着けるかがわかりませんが、少なくとも第二会場の花火を厩橋、駒形橋の2つの橋上から拝めるルートとなります。混雑状況をみて第一会場を目指すか否か検討してみましょう!
③浅草駅から吾妻橋、本所吾妻橋駅経由、北上ルート(第二会場鑑賞メイン、タイミング合えば第一会場鑑賞コース)
東武浅草駅と吾妻橋の周辺は相当な混雑が予想されます。橋の上では原則止まっては行けないのと、
駒形橋の先に第二会場の打ち上げ場所があるため、②のルートよりは鑑賞に不利が生じるかもしれません。第二会場の鑑賞は切り捨てて、本所吾妻橋駅スタートで、第一会場の鑑賞をメインに北上するルートも想定できます。
④浅草駅から南下、再度北上ルート(第二会場鑑賞、第一会場鑑賞の両取りをする難関コース)
個人的に超難関ルートの気がいたします。浅草駅から吾妻橋を渡り南下し、駒形橋を渡り南下。さらに厩橋を渡り北上。おそらく混雑状況と時間を考えると第一会場に終了時間までにたどり着くかが怪しいですが、言問橋を花火大会終了前(午後8:30)に渡れたら北上途中で左の道に抜けるのが良いかもしれません。
※どの駅から帰路につくかを考えておくことをオススメ。
3. 筆者体験、花火さんぽルート詳細
お待ちかねの①筆者体験ルートの詳細をご案内いたします。
散歩ルート:東京スカイツリー → 言問橋 → 白鬚橋 → 東向島駅
所要時間(集合してからの待ち時間除く):約2.5時間弱
混雑をなるべく避けるために考えた2024年度プラン。さらに詳細をお知らせいたします。
①東京スカイツリー集合(午後3時30分)
※午後4時以降になると駅自体が混み合うと予想したため、比較的空いていそうな時間帯で集合時間を設定。
※出発までオフ会仲間とスカイツリー内で交流をしていました。

東京スカイツリー
↓
②東京スカイツリーを出発(午後6時)
↓
③東京ミズマチ前を通過(地元の人へ花火が見える場所について聞き込みをしつつ通過)
↓
④319号線へ入る 牛嶋神社前を通過

牛嶋神社
↓
⑤言問橋東交差点へ(午後6時50分ごろ到着)
※大行列が道いっぱいにできていたので並ぶ(この時点でまだ開催時間前)
※警察官の見事な誘導で、橋に向かう(グループに分けられ、グループごとに橋に誘導されるというスタイル)
※橋に入場前に開始時刻の午後7時になる。入場前の地点では花火が見えるところと見えない箇所あり。
↓
⑥グループ4(だったと思います)で言問橋へ入場!(午後7時5分ごろ)
※真後ろは東京スカイツリー、橋の右手には打ち上げ会場(第一会場)という好立地
※橋の上は原則止まってはいけないことになっており、みんな写真や動画撮影で大忙し…
※個人的にこの橋の上の時間が、なんとも言えない開放感に包まれ花火とともに最高でした!
↓
⑦言問橋を渡り切ったら右手へ進むしかなく北上
※橋を降りた後は、野球場辺りまでしばらく混雑が続く
※北上中は、ビルや建物の隙間や開けている場所など花火を右手に見る
↓
⑧ひたすら北314号線を北上
※野球場を過ぎたあたりから、花火が真後ろに見えるようになってくる
※オーケー橋場で、一旦小休憩(トイレは使用不可)。立ち止まって背後に見える花火を鑑賞
※白鬚橋を目指し、さらに北上
↓
⑨白鬚橋に到着
※車両は通行止めになっておらず橋の左側を歩く(ここも原則立ち止まっては行けない)
※動画や写真を撮りすぎて、スマホの電池切れで写真撮影不可…(泣)
東京スカイツリーと花火のコラボが遠方に見えて最高に美しい!!
↓
⑩東向島駅へ
※白鬚橋を降りて306を進む(この間、午後8:30になり花火大会が終了)
※東向島駅は空いていて、ここで仲間と解散
↓
⑪JR錦糸町駅へ
※東向島→押上→錦糸町へ
※錦糸町駅も特に混雑なし。JR線も空いていて電車では座れた。
4. 各ポイントでの花火の見え方と混雑状況
筆者の隅田川花火大会散歩ルート上においての混雑状況をお伝えいたします。
時間帯によっても混雑状況は異なりますので、あくまで参考程度でお読みください。
■混雑状況が激しかったところ
言問橋前、言問橋を降りてから台東区スポーツセンター前を抜けて浅草病院ぐらいまで
■予想外に混雑していなかったところ
・東京スカイツリー(午後6時発) → 東京ミズマチ周辺 → 言問橋付近まで
・白鬚橋付近、東向島駅周辺
■各ポイントでの花火の見え方
①言問橋入場口手前 : 右手に花火が見えますが、建物や木に隠れて見えない箇所あり
②言問橋入場後、橋の上: 右手に打ち上げ場所が見えます。文句なしに美しい花火が鑑賞できる絶景ポイント
③言問橋を降りた後、右方向に: ここから隅田川を右側に歩きます。右手にはビルや民家が連なっているため、
ところどころ花火が見えたり見えなかったり
④野球場、浅草病院を過ぎた辺り : 花火は背後に見えることになります。混雑はなくなりましたが、北上するのに後ろをたまに振り返って見る程度。後ろを振り返れば花火はキレイに見えます。
⑤白鬚橋上: 東京スカイツリーと花火が隅田川越しに見える絶景ポイント。しかし、車が走っているため、橋上では通行の幅が限られています。止まって鑑賞することはできません。
⑥白鬚橋後、東向島駅にかけて: かすかに見えるところもありますが、花火の音だけでほぼ見えません
5. 歩きながら花火鑑賞のメリット・デメリット
■メリット
・言問橋は車両通行止めとなっていて橋が開放されており、普段車が通る部分を独占できる!→開放感半端ない!
・言問橋は、第一会場の打ち上げ場所が見える絶景ポイント!
・橋の上での時間はこの上ない最高の鑑賞時間!是非体験するべし!(ただし、歩きながらのため長居はできない)
■デメリット
・一方通行で止まってはいけない、後戻りができない
・橋を降りてから数百メートルは混雑エリアに突入
・途中から花火に背を向けながら歩くことになるため、終始じっくり鑑賞とはいかない
(※歩きながら振り返るのは危険)
6. 散歩ルートの注意点と改善案
⚠️トイレ問題:出発前にすませておくか、隅田川花火大会の公式サイト、トイレマップをしっかり確認しておきましょう!
⚠️休憩する場所:ほぼ見つからないです(散歩ルートから横道に外れればあるかもしれません)
⚠️第一会場鑑賞をメインとする北上ルート:途中から打ち上げ場所に背を向けて歩くことになります。そこからは、終始じっくりゆっくり鑑賞しながら歩くことが難しくなります。
⚠️大人数で行くこと;なるべく避けた方がよいでしょう。途中ではぐれる可能性大です。最大3−4人が適切だと思います。
⚠️服装について:歩きやすい服装、靴でいきましょう!
⚠️天候について:2024年は開催されるかが危ぶまれる小雨の天気でした。小雨の場合は開催です。天気が急変する可能性もあるため、折りたたみ傘を持参すると良いと思います。
⚠️警察官・警備体制について:相当な数の警察官、警備の方がいます。この日のために動員されている方が多いと見受けられます。質問をしても会場周辺までの土地勘がなく回答してもらえない可能性があるため、スムーズに移動するためにもある程度ルートを決めておくことをオススメします。
⚠️筆者体験コースで歩く場合;東京スカイツリーをもう少し早めに出発していたら、言問橋への入場が早まったと思います。花火大会開始に合わせて橋に入場したい場合、 言問橋前には早めに到着しておくことをオススメ。
7. 帰りの交通手段(東向島駅〜JR錦糸町駅の状況)と、混雑回避の為のアドバイス
2024年の東向島駅、JR錦糸町駅の帰りの混雑状況
・混雑なし:おそらく花火大会が終了した直後に到着したためと、周辺は地元民しかいないからだと思われる。
・JR線に抜けるため、押上経由で錦糸町へ。
・JR錦糸町駅も通常の雰囲気で全く混んでいなかった。
この経験からの混雑回避ポイント:
花火大会終了前や直後に駅に到着していれば、混雑は避けられると思います。
混雑を避けたい場合には、浅草駅等打ち上げ会場付近の駅を利用するのではなく迂回ルートをオススメ。
8. 今年チャレンジする人へのアドバイス
✅️6月19日現在、隅田川花火大会公式サイト上では、道路規制の詳細が発表されていません。
発表されたら内容をしっかり確認して、事前にある程度のプランを立てておくことをオススメいたします!
✅️会場周辺トイレマップを抑えておきましょう!
https://www.sumidagawa-hanabi.com/venue/index.html
✅️混雑を楽しむ心構えでのぞみましょう!
✅️混雑も影響して予想以上に疲れるかもしれません。体力をしっかりつけておくことをオススメします!
9. まとめ
2024年の筆者の体験をもとにすると…
✅️散歩も花火も大好きな人には、場所取り不要の隅田川花火大会散歩をおすすめ!
✅️行き帰りの混雑を避ける隅田川花火大会散歩ルートは、筆者の体験談を基にすると、
東京スカイツリー発、言問橋→白鬚橋→東向島駅までのルート(第一会場の花火鑑賞ルート)
✅️体力も混雑もいとわない人は、第二会場から第一会場へ北上のルートを検討してみて!
✅️筆者体験ルートで渡った言問橋からは、第一会場の花火が間近で美しく見れる絶景ポイント!
✅️言問橋は車両が封鎖され、普段歩けない道路の真ん中も歩くことができる=筆者的にはこの開放感はなかなか味わえないと感じるため、体験・体感したい人にはオススメ!
✅️白鬚橋からの東京スカイツリーと第一会場の花火のコラボ風景も美しい!
混雑もさることながら、花火の音や美しさを間近で身体で感じることは、何にも代え難い喜びになると思います! ぜひ夏の思い出を作りに2025年の「隅田川花火大会」は、花火散歩を検討してみてくださいね。