夏の青空が水面に映って、まるで美術館が鏡の中に浮かんでいるみたい…。
福島・裏磐梯にある「諸橋近代美術館」は、静かな森にそっと佇むアートの箱のよう。自然の中で感じるアートの時間が、こんなに贅沢だなんて…心が自然とアートに癒やされて、胸がきゅんとしました。
2025年11月10日〜2027年4月ごろまで、改修工事で長期休館になってしまう諸橋近代美術館。1年半も待てない!という方に向けて、このブログが少しでも参考になると嬉しいです。

1. 諸橋近代美術館とは?
諸橋近代美術館は、福島県裏磐梯、磐梯朝日国立公園内にある現代美術の美術館で、実業家・諸橋廷蔵氏によって設立されました。サルバドール・ダリの作品の所蔵数は、アジア最大規模です! 特に、ダリの彫刻作品は39点所蔵されており、世界でも類稀無いコレクション数です。理性や先入観から解き放たれて、無意識や夢を深く追求したシュルレアリスムの作品群に囲まれます。ダリの作品を中心に、セザンヌやシスレーなどの名作も展示されていて、とても贅沢な空間です。
建物は中世の馬小屋をイメージして建てられました。自然と調和するよう設計されており、散策しながらアートを楽しめるのが魅力です。

2. 自然とアートが溶け合う散策タイム(体験レビュー)
当日は車で行きました。
駐車場から美術館に向かう小径を歩くだけで、木々の緑と鳥のさえずりに癒されます。

階段を降りて、敷地の入口に移動してみると、シックな美術館の看板と木の隙間から見えるヨーロッパ風の建物が目立ちます。これから実際に美術館に近づいて行くのがワクワクします!

敷地内に入ると、水と緑と空の青に囲まれ、澄んだ空気を目一杯に身体に浴びました! 爽快感とともに、あ〜、やっとここに来れたという安堵感で、喜びも一塩になりました。
敷地内に入ってすぐに、この川にかかる橋を渡り、諸橋近代美術館に向かいます。


3. 諸橋近代美術館内の印象 & 参考動画
諸橋近代美術館の中は、原則撮影が不可です。でも、今回の「よりみち展~美術のみかたが広がるよもやま話~」では、一部ダリ以外の芸術家の作品の撮影が可能でした(厳密に申し上げると、常設展のダリの大作、「テトゥアンの大会戦」は個人で楽しむ用の撮影はOKでした)。
3-1. 展示作品(写真)
ウィルソン、シスレー、セザンヌ、ルノワール、コンスタブルの作品を写真に収めることができました。
こちらは、セザンヌの作品✨ 「林間の空地」(1867年)

こちらは、シスレーの「積み藁」(1895年)✨

こちらは、ルノワールの作品です。「パリ郊外、セーヌ河の洗濯船」(1872−73)

3-2. 作品以外の撮影可能スポット
作品以外で可能な撮影スポットは、美術館内から外の池を眺めることができる休憩スペースでした。2箇所程ありました。
ここからの眺めも、アートの一部🖼️。ぼーっと池をずっと眺めていたいぐらいに落ち着きます。


3-3. ショート動画で巡る諸橋近代美術館|癒しの空間を感じて
動画だと、雰囲気がわかりやすいと思いますのでここに掲載いたします。よく晴れた日で、動画も美しく撮れました!
4. アクセス・休館情報(2025年版)
諸橋近代美術館へのアクセスは、公共交通機関(電車・高速バス)を利用する場合、猪苗代駅までまずは行きます。猪苗代駅から路線バス、またはタクシーを利用して行くことができます。
今この瞬間の静けさや美しさを味わえるのは、まさに「今だけ」。
11月10日〜2027年まで長期休館に入ってしまうため、ぜひ駆け込みでも行かれることをオススメいたします!
| 所在地 | 〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093番23 |
| 電話番号 | 0241-37-1088 |
| 開館時間 | 9:30 〜 17:00 (最終入館:16:30) |
| 観覧料 | 一般 ¥1,300 高校・大学生 ¥500 中学生以下 無料 |
| 休館について | 2025年11月10日〜2027年4月ごろまで、長期休館となります |
アクセス(地図)
5. まとめ:自然と芸術が最高に溶け合う時間!
福島・裏磐梯にある諸橋近代美術館は、ダリの世界観と豊かな自然が見事に調和した特別な場所。
池に映る美術館の姿や、季節ごとに変わる風景は、訪れるたびに心を静かに満たしてくれます。
館内では、コンスタブルやセザンヌ、シスレーなどの名画も鑑賞でき、自然の中で芸術を感じる贅沢なひとときに。
2025年11月から約1年半の改修休館に入りますが、再開後にはさらに魅力的な姿で私たちを迎えてくれることでしょう。
今しか見られない景色を、ぜひ感じに訪れてみてください。
※写真の無断転載・転用はお断りいたします。
